正月7日未明に、正月飾りなど持ち寄って海岸の浜や田で焼く習慣が五島各地に残っている。以前は事前に青竹と松の木と裏白シダやわらを高く積んで柱のような棒状にして立て、上から火を付けた。青竹が破裂すると「オンノホネ ギャタロウガ ズベヤ」を連呼する。現在でも富江の黒瀬の鬼の骨は昔ほどではないにしても立派な高さのものを作っている。この火で焼いた餅を食べると1年間病気をしないという。鏡餅にこの火ですすを付けて家の床の間に飾って火祓いとするところもある。また「吉書揚げ」といって、元日に書いた習字紙を竹に挟んで燃やし、燃えがらが高く上がると能筆になるともいわれた。