長崎県五島列島の歴史から食べ物、観光情報まで幅広い情報を提供する五島雑学大事典(新現役の会&農援隊)

男女群島

福江島南西約70キロの東シナ海に浮かぶ無人島群で、北から男島(2.7平方キロ最大)、クロキ島、寄島、ハナグリ島、女島からなる。古事記の国生み神話に登場する両児島亦の名は天両屋というのが男女群島といわれているが、五島列島が知訶島亦の名を天の忍男で、小値賀島が両児島だという説もある。いずれにせよこの時代には既に中央に知られた交通の要地であったことが判る。鮑捕りや海夫の歴史が早くから発達し、東シナ海を渡る中継地点でもあった。遣唐使船の目印でもあったろうが、百合若大臣の流刑伝説もあったり、倭寇の時代の遺品も発見されるし、サンゴ船や鰹船も盛んであった。唐船の漂着などの記録も多く、承応年間(1652~55)には、藩の職制に女島奉行が置かれたという。明治の末頃にはたびたびサンゴ船遭難もあり犠牲者合計は2000人を超えると言われる。動・植物も宝庫で、昭和44年全島天然保護区域として国の天然記念物に指定されている。特に、オオミズナギドリ、カツオドリなどの生息やオオタニワタリの自生など著名である。映画「喜びも悲しみも幾年月」のモデルになった女島南端の灯台は、大瀬埼灯台と合わせて日本の灯台50選にも選ばれている。現在は釣りのメッカとしても知られている。

五島雑学大事典
 
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